お見合い体験談1人目:ハイスペック男子の合さん(中編)

どぅも!ネット婚サルタントのコジマです。
初お見合い体験談第一弾の続きを早速話していきますよー。
ご対面
1軒目:スタバ
お見合い当日の日。
私はそれはそれは暗~い顔をしておりました。
だって、電話であんなやる気なさそうな人と会いたいと思うかね?( ,,`・ω・´)ンンン?
重~い足取りで目的地へ向かいました。スタバの近くになったので、電話してみることになりました。
『もしもし~コジマです。もうすぐ着きそうです。』
『あ、私も着きました。』
相変わらずやる気のねぇ声してんなぁ、べんらめぇ!(・д・#)
スタバの前に着くと、たくさんの待ち合わせをしている人が!うわ~こりゃ探すの大変だな~と思って、見回すとトレンチコートに身を包んだ素敵な殿方が。
あ~あんな人とお見合いだったらいいのにな~・・・って思ってたら、目が合った。
え?え?これが合さん??
超タイプなんですけどもー!!(☆д☆ )
思わず小走りで駆け寄って、テンション上がりまくって満面の笑顔で挨拶しちゃったぜ。
つい数秒前に梅沢富美男風に悪態ついてごめんよ。
よくネット婚活でメールでは面倒くさそうなのに会ったら急にテンション上がる人とか、メールではテンション高めなのに会ったら急にテンション下がる人とかいて、「ちっ、現金なやつめ!」と思ってましたが、今思い返せば、お前もだよ!m9(^Д^)って話ですな。
全てはブーメランの法則なりぃ~。
いや~会った瞬間、頭の中で鐘が鳴ったよ。
そして高砂に座る2人まで想像できちゃったよ。
よく運命の人と出会った時は衝撃が走るって言うけど、これがその運命ってやつですかい?と一人舞い上がるワシ。
そう、これは運命ではなくフラグというのです。覚えておきましょー。
『なんかこんな場所選んじゃってすみません・・・。急に仲人さんに言われて咄嗟に思いつかなくて。』
『全然いいですよー^^私もフォーマルな場所よりこういったカジュアルなところの方が気負いしなくて助かります!』
ナイスフォローだ合さん!いや~ほんとこう言って頂けて助かりました。
仲人さんにドン引きされた時はどうしようかと思ったよ(笑)
んが、その後すぐに仲人さんが難色を示した理由がわかりました。
店内は混みこみで、隣の席とも近くてお互いの会話がまる聞こえ状態(;・∀・)
とりあえず空いている席を確保したものの、すぐ隣で出張英会話レッスン実施中(笑)
なのに、注文したドリンクを手に座るや否や、合さんの開口一番の言葉が、これだ。
『共働きは希望されますか?』
いや、ま、お見合いだから全然してもらっていい質問なんだけど、まさか世間話的なこともせずにいきなり条件確認が来るとは予想外だわ!
そして、その後も、
『転勤になってもついてこれますか?』
ってまた条件確認だよ!
条件確認はもちろん大事なんだけど、今出会ったばかりの人に「転勤ついて来れるか」と言われても、なんとも言えないところが・・・。
好きになればもちろん何処へだってついていくと思いますけどね。
いくら見た目がタイプでも今の段階では「まかせろ!」とは言えないのが正直なところで・・・。
「あ、まぁ、インドと中国以外なら・・・(^▽^;)」となんとも曖昧な返事をしておきました(笑)
どうやら合さんは転職を考えているらしく、それについて来てくれそうな人を探しているんだそうな。
それなら先に転職をした方がいいような気がするが・・・(;・∀・)
今度はこっちが条件確認してみようと思い、質問してみました。
『合さんはどれくらいの年齢の希望の方を探しているんですか?』
『30とか31くらい・・・ちょうどあなたぐらいですね』
『同い年の人とか、年上の方には興味ないんですかー?』
『35歳以上とか・・・!とんでもない!』
この時に血相変えて全力で頭を振る合さんの顔が忘れられないッス。
コジージョよ、これが婚活の現実だ。
まぁ、ハイスペさんなんで全然高望みしちゃっても大丈夫な感じでしたけどね。
なんか生々しい話になりすぎたので、場の雰囲気を変えようと、話題を趣味や休日の過ごし方にシフトすることにしました。
合さんは合気道が趣味だそうで(だからこの名前にしましたw)、定期的に練習しているのだとか。
実は私がこのお見合いをするきっかけになった失恋の相手も合気道が趣味だったという。
なんで合気道繋がりの人と縁があるんだよ・・・古傷がうずくわ(笑)
色々お話ししているうちに打ち解けてきて、仲人さんやお見合いのぶっちゃけトークでも盛り上がりました。
お見合い写真について、合さんもザ☆お見合いって感じの写真館で撮ったような写真はどうも気合が入り過ぎていて好きじゃないので、スナップ写真にしたんだとか。
私の写真もスナップ写真で印象が良かったので選んでくれたのだそう。
ほれ、みろ!やはり自然体の写真の方がいいジャマイカ!(どーん)
合さんは私の仲人さんは直接知らないけども、その仲人さんのお世話で成婚した人が合さんのお友達で、その人も仲人ボランティアを始めたことから「なんだかおもしろそうなことやってるなあ」と思ってお話しを聞いてみたのがきっかけだそうです。
それから、コジマがディズニー好きということから、合さんがディズニーシーでの友達の結婚式に出席したことがあるという話になりまして。
『ディズニーシーで挙式とかいいですねえ!憧れるなぁ。』
『挙げたらいいじゃないですか。』
と、なんともまぁ他人行儀な言い方をされました(´・ω・`)ションボリー
2軒目:カフェ
スタバには2時間程いまして、ぼちぼち出ましょうかーという話になりとりあえず店の外へ。
『この後どうしますー?』
『ノープランです!』
思いっきり爽やかな声で即答されましても。。。
とりあえず、私のいきつけのカフェへ。
お互いケーキセットを頼んだのですが、合さんの食べ方がすごくお上品!
ひとくちが小さめでなんか女の子と食べているみたいで、ほっこりしました。
食事の相性って大事っていいますが、合さんとは全く不快な気分にならないし、いい相性なのかもしれない。
ま、合さんが私に対してどう思っているかはわからないけど(笑)
しばらく歓談した後、お会計をすることになりました。
スタバでは合さんがご馳走してくれたので、「今度は私が払います!」と伝票を持って席を立ちました。
が、これがあんまり良くなかったのかもしれない。
合さんが「え、え、」って焦った感じで、私が出したお札の後に慌てて端数の小銭を出してくれました。
もしかしたらお会計合さんに委ねた方が良かったのかな~。
なんだか面目を潰してしまったかも。。。
ぶらり散歩
最後は駅までの繁華街をプラプラ散歩しながら帰ることに。
合さんは歩きながらも色々お話ししてくれました。
『雑貨はお好きですか?』
『はい、好きです^^合さんは?』
『私も好きですねー^^』
お、お、こりゃなんかいい感じでないの?
心なしかお互いの距離も近いし、初お見合いにして初白星か・・・?
なんてMousouが止まらない。
先に合さんの最寄り駅に着いたので、
『それじゃあ、ここで!今日はありがとうございました!』
『こちらこそ!今度はいちご狩りでも行きましょう!』
と手を挙げながら合さんは去っていきました。
えー!?
えー!?
次の約束してくれたー!?
もう、舞い上がる私。
Niyaniyaが止まらない。
帰り道はスキップしそうな勢いでしたよ。
帰りの電車で、いつもなら舌打ちしてしまいそうなペアルックでいちゃつくカップルも「ふふっ♪微笑ましいなぁ(*´ω`*)」と温かい目で見守ってあげられるくらい心が満たされておりました(笑)
帰ったら早速カフェで交換したメアドに今日のお礼を送りました。
『今日はありがとうございました!色々お話しできてとても楽しかったです。また会いましょう!』
『こちらこそありがとうございました!楽しかったです。また連絡しますね。』
と、絵文字も交えた素敵なメールが返ってきました。メールの相性も合うなぁ。
それからしばらくコジマの脳内がお花畑だったことはいうまでもない。
仲人、襲来
合さんとお会いしてから3日くらい絶った時に仲人さんから電話が。
『連絡が来ないからお電話差し上げました。合さんとどうでしたか?』
『(ん?仲人さんに定時連絡しないといけなかったのか?)すっごく楽しかったですよー。』
『で、付き合うことになったんですか?』
(゚Д゚) ファッ!?
『い、いや、いきなりそこまでは・・・。』
『あら、そう。で、次はお会いされることになったんですか?』
『そうですね、一応約束しました。』
『お会いされるんですね。では、お礼として一万円送って下さい。』
(゚Д゚) ファッ!?
『え?・・・え?』
『次に会われることを希望された場合、1万円お礼として頂くことになっているんです。』
『あれ?でも最初、費用は頂いていないって・・・』
『こちらも釣書を郵送したりとか、写真をコピーしたりとか、色々経費かかってますんで』
え、そんなの、あり?(゚д゚lll)
やっぱりビジネスじゃなくて、個人の信頼だけでやりとりする仲人型の場合、契約書とかないからこんな時困るわー(いや、普通あるのか?)。
これ、人によっては訴えられかねない事案な気もするんだが・・・。
お見合いの場を設けて下さったことへのお礼としてお金を支払うこと自体は構わないんですが、それ先に言ってよぉ~ん( TДT)
なんかモヤモヤした気持ちが湧いてきましたが、何よりもまた合さんに会いたい!
というわけで、大人しく従うことにしました。
『どうやってお支払いすればいいですか?』
『現金書留で送ってください。きちんと封筒に”お礼”と書いてくださいね。』
『わかりました!』
と、半ば切れ気味に電話切っちまった。
いかんいかん、大の大人が怒りで我を忘れてしまうなんて。
現金書留って・・・この辺りもアナログだねえ。銀行振込とかPayPalとかにしてくれ。
結構な手数料を取られたよよよ。
その後、合さんにメールでこんなことがあったんだよ~って連絡してみました。
『ああ、なんかそうみたいですね。私も最初にそんなこと言われました。』
って、ほれ!やっぱり最初に説明うけてるじゃん!
頼むよ、仲人ん~(´;ω;`)
仲人、実況
現金書留を送って数日してから、仲人さんからお礼と共に合さんの近況についての連絡がありました。
『合さんの仲人さんに聞いてみたら、今月あと3人とお見合いが入っているそうです。』
『そうですか。(やっぱり人気あるんだな)』
『それで、その3人とのお見合いが終わるまで、コジマさんへの返事を待って欲しいと言われてまして。』
『はぁ・・・』
『こんなこと言ったらコジマさん怒るんじゃないか・・・って合さんも心配されてまして。』
『別にいいですよ。』
『あら、いいんですか?じゃあ、そのようにあちらの仲人さんに伝えておきますね。また連絡しますね。』
というわけで、コジマは合さんのキープ要因として残ることになりました。
ただ、「先日のお見合いであれだけ盛り上がったんだから、合さんはきっと私を選んでくれる!」と若さゆえの自信があったので、特に不快な気持ちはありませんでした。
コジマ、合さんを、信じるよ・・・!
そこから、合さんのお見合いが終わるたびに仲人さんから連絡がありました。
『今日2人目のお見合いをされまして、断られました。次は〇月〇日と×月×日にお見合いを予定されています。』
『わかりました。ありがとうございます。』
合さんの情報筒抜け(笑)
仲人を挟んだお見合いってこんな感じなのか?
プライバシーなんて全然ないぞ(;・∀・)
自分も複数お見合いしたらこんな風に仲人ネットワークを通じて全部晒されてしまうのだろうか、とちょっと不安になりました。
合さん最後のお見合いの日にはなんと朝から連絡が・・・!
『今日最後のお見合いを〇時から予定されまして、そこでコジマさんとの進退が決まります。』
『わ、わかりました。』
もはやYou Tuber顔負けの実況っぷり(笑)
仲人さんクセは強いけど、仕事は一応きちんとやってくれてるんだな。
そして夜になり、ついに運命の審判が下される・・・!
『先ほど、最後のお見合いが終わりまして、お断りされました。』
『そ、それはつまり・・・』
『コジマさんが残ったということです。』
イヤッフゥゥゥゥゥ!!(゚∀゚*)
『あ、でも、我々が把握している範囲では、ですからね。他のところのことはわかりませんよ。』
と釘を刺されました。
そうか、仲人ボランティアさんのところだけで婚活してるとは限らないもんな。
一般の結婚相談所とかも使っている可能性はあるし・・・
でも、とりあえず、残れて良かった。
『また、連休前に合さんから連絡あると思いますので。』
『ありがとうございます!よろしくお願いします。』
しかし、その後、待てど暮らせど合さんから連絡は来ず、いちご狩りのシーズンも過ぎ・・・ついに連休前日を迎えたのでした。
(コジマの初お見合い体験談最終章へつづくんじゃ)